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08日 10月 2014

日本マクドナルドの起死回生策はあるか

 

日本マクドナルドホールディングスは14年12月期の廉潔営業損益が94億円の営業赤字になると公表した。

 

中国から輸入した食材に消費期限切れの鶏肉が使われていたのが発覚して以来激しい客離れに見舞われたことが赤字決算の直接的な要因だ。

 

しかしこの不祥事が発生する以前からマクドナルドからの客離れは傾向的に持続していた。

 

マクドナルドの長期低落は魅力的な商品の提案力が弱かったことに尽きる。

 

マクドナルドに比較して堅調な成長を維持しているファースト・フード店にSUBWAYがある。SUBWAYはサントリーホールディングス傘下で、現在500店のチェーン展開をはたしている。

 

SUBWAYの特徴は個客対応を徹底していることだ。サンドイッチの材料となるパン、野菜、ドレッシング、トッピングはそれぞれ5種類以上のメニューが備えられ、客はそれぞれの具材の選択と量を指定して自分好みのサンドイッチをカスタマイズして作ってもらうことができる。このこだわりを次のサイトの動画が良い感じで表現している。。

 

http://www.subway.co.jp/about/cm/index.html

 

そしてさらにパンを例にとると、パンの種類はホワイトのほかにウイート(小麦胚芽入り)、ハニーオーツ(ウイートにはちみつ、オーツ入り)、セサミ(ゴマ入り)が揃えられていて、オーダーメイドプラス自然・健康志向を明確に打ち出している。

 

自然・健康志向は野菜へのこだわりにも表れている。野菜は生産者との直接契約で栽培した野菜を使っている。契約栽培だから土壌の開発から始めるということに象徴されるように栽培プロセスの最適化を追求する程のこだわりを見せている。

 

ついでに言っておくと日本農業の進化はこうした消費者接点の企業が消費者起点の品質規格を示して生産者をリードすることで大きな進展が期待できるということだ。

 

日本の食文化は何よりも四季を通じた旬の食材にこだわる自然志向と素の材料を活かして使う健康志向が軸にある。

 

この軸を大事にした食品だけが日本の消費者の支持を得るという構造になっている。マクドナルドの業績回復はこのことに気付かないかぎり始まらないということだ。

 

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