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28日 7月 2023

キーエンスの戦略ストーリー(その1)

キーエンスの業績は相変わらず桁外れに優れている。

 

2023年3月期の業績数字を確認してみよう。

 

第1表 キーエンス業績指標

売上高

9,224億円

売上総利益

7,547億円

営業利益

4,989億円

経常利益

5,128億円

当期純利益

3,830億円

総資産

2兆6,504億円

純資産

2兆4,916億円

 

 

第2表 キーエンス業績指標

粗利率

81.8%

営業利益率

54.1%

経常利益率

55.6%

純利益率

41.5%

自己資本比率

94.0%

 

 輝かしい数字ばかりが並ぶ。

 

この業績の結果は高株価をもたらし、キーエンスの株式時価総額は23年7月24日時点で、国内上場企業の第3位にランキングされて、今やソニーに迫る勢いだ。

第3表 時価総額ランキング

 

時価総額

売上高

トヨタ自動車

37兆4,205億円

37兆1,543億円

ソニーグループ

16兆5,391億円

11兆5,398億円

キーエンス

16兆1,222億円

9,224億円

 

 また各社の時価総額と売上高を比較してみよう。

トヨタとソニーの時価総額は売上高にほぼ準ずる規模感である。しかしキーエンスの時価総額は売上高の規模に比較して約16倍の規模に達している。つまりキーエンスンの時価総額は並外れた水準に達しており、それが株主からの評価に繋がっているということができる。

 

キーエンスの高業績は従業員の給与にも反映されている。

第4表従業員平均年収ランキング

M&Aキャピタル・パートナーズ

3,161万円

キーエンス   

2,279万円 

三菱商事 

1,939万円 

ヒューリック 

1,904万円   

伊藤忠商事 

1,730万円  

東京エレクトロン

1,299万円 

キーエンスには営業利益の15%相当を業績賞与として従業員に配分するという報酬制度がある。高業績が継続した結果として従業員の平均年収は2,279万円という上場大企業では並外れた高水準に達している。

従業員の報酬が高いとされる三菱商事でさえ平均年収は1,939万円でキーセンスはこれをはるかに超えている。製造業の中で最も年収の高い東京エレクトロンの平均年収は1,229万円であるので、国内製造業の中ではキーエンスの給与水準はとびきり高い水準にあると言える。

 

このようなキーエンスの高業績がどのような戦略ストーリーによって実現できたのだろうか。次回以降で考えてみたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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